- 2007-04-18 (Wed)
- sound production
最近友人と話してて気づいた日本人とクラブミュージックの関係。
僕がそう思ったり感じたことだけなので一般的な解釈とは程遠い(かもしれない)です。
クラブミュージックを作るとゲームっぽくなってしまうとかよく聞きますが
これはもうお国柄なのではないかなと最近思います。
生まれた時から無意識に触れている、感覚的に染み込んでいる音楽の違い。
例えばクラブミュージックじゃなくとも海外の曲と日本の曲ではやっぱり色々違うので
根本的に自身に染み込んでいるものが違うのもあるような気がします。
そしてクラブミュージックに対しての文化も違う、発表の仕方も違う。
やっぱり日本はビートマニア等が耳に入りやすかったりするのもあると思うんですが
それとは別に作った音楽の発表の場がだいたいの場合同人市場に置かれている(と思う)
そしてその場合やはり同人市場で好まれる音楽は本格的なクラブトラックよりはゲーム形式の曲であって
必然的多く出回る曲、好まれる曲はクラブトラックではない曲形式になる。
海外の場合この市場やアピールする場所はやはりレーベルになってるのではないかと考えてます。
上記の理由等も含めてクラブトラックを作りたくてもそれを作る事に慣れていない自身の脳は
次第に海外のクラブトラックのジャンルの位置づけやそのジャンルの基本形式を頭の中で固定化して考えその線路に沿うように作り始める。
しかし、この段階だと基本形式の線路からはみ出してしまう事をとても嫌い、恐れているので
新しい発想や展開等は生み出せないはず。
(でも最初はクラブトラックに対しての脳の意識改革が必要なのでこうするしかないんだと思います。)
最終的にクラブトラックというものを沢山体で感じたりして理解が深まった所でだいたいどんなものを作ってもクラブユースに仕上がると思うのでそこからが日本人の場合本当の勝負なんだと思います。
最初に意識しすぎていたジャンルや固定観念もこの段階で取り去ります。
なんてわかったような事をガシガシ書いてみましたが
実際僕がそうだったってだけの話です・・。
※クラブトラックと他の日本の形式の曲を文章内で差別化する為に
あえてわかりやすくゲーム形式等の簡単な単語を使っていますが
(そもそもゲーム形式というのも謎なんですけど)
別に卑下している訳でもなんでもなく(この手の話になると必ずと言っていい程どっちが上とか下とか言う話になってしまうので)
日本の楽曲にも素晴らしい曲は沢山ありますがこの文章内ではそれはまた別の話になります。
楽曲ジャンルに対しても同様で僕はたまたまクラブミュージックが好きでなおかつ作っているので
こういう話ばかり書きますがジャンルを超えても良い曲は聴きますし沢山あるはずですよね。