- 2008-03-04 (Tue)
- misc
結構前から個人的に思うこと。
最近は色んなアニメが沢山出てきてるけど
中身が殆どない萌えだけの作品ってどうなんだろうとよく思う。
とか言いつつ自分もキャラの造形やデザインが気に入ったら
見たりしてるのであまり大声で言えないんだけども。
萌えという要素が嫌いな訳では無くて
自分も色々絵を描いてる身である以上否定できないし
もちろん好きな要素ではあるんだけど
それだけに頼りきって中身がおざなりだったり
萌えの優先度が高いあまり、リアリティや世界観
その他の細かい設定に力を入れないで萌えに合わせるというか。
いや、力を入れないんじゃなくて優先度が高い萌えに合わせるあまり
仕方なく他の部分が劣化してしまうけど萌えに合う様な形にしていくというか。
そういうのがどうも個人的にあまりシックリこない事が多いです。
作品にも寄るんだけどね。
そんなのが気にならないくらい、話に緩急があったり
世界観が確立されたりしていると、そんな事どうでもよくなるのだけど。
萌えってつまる所、人間の美しさであったり欲望であり
昔から美しい女性や裸体等が絵や像のモチーフになったりしているけど
人間が若くて美しい女性から出る魅力に惹きつけられるのは昔から当然だと思うし
それの現代版が萌えにあてはまるのではないだろうか。
女性がいつまでも自分自身、美しくありたい、若くありたいと思う様に
人が絵(現代ではイラスト含む)を書く理由も、自分が美しいと思うもの
魅力を感じるものを生み出したい、自分で作り上げたい という欲望だと思うし
自分自身がそうあるか、自分で作り上げるか の違いだけで
結果的に「この世界に自分の欲望を存在させる」という事に関しては
手段が違うだけで、その目的自体は同じ物ではないかと僕は思う。
つまる所、僕は女性じゃないので自分自身を可愛く表現したりはしないけれど
きっとどこかで、自分が魅力を感じる存在を自分の手の届く範囲内で作り上げたい
という欲望があるんだと思う。それをこの世界に存在させる手段を考えると
上に書いた様に僕は女性じゃないので、自分自身を女性にするという手段はこの時点でまず断たれる
そして別の手段として、紙の上に鉛筆で書き出すという方法をとったんじゃないかと思う。
なんだか回りくどい文章だけど、美しいものに惹かれるのは人間として当然だし
それを手に入れたいと思う事も万人に共通して言える事ではないだろうか。
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